更新日:2016年04月08日

化学物質の氾濫の時代

自然との共生を目指して

考えてみると、私たちの生活はおびただしい数と量の化学物質に取り囲まれていることに気づきます。

農薬や食品添加物はもちろん、シャンプーや台所洗剤、家庭用の殺虫剤や建材、衣服もそうですし、化粧品から病院で処方される薬の数々も有機化学合成された化学物質です。

これらの化学物質は、元々地球には存在しなかったものを、人類が勝手に作り出したもの。
地球における何億年の生命の歴史に対し、わずか最近の100年間に集中的に人体実験をしているわけです。

自然の摂理には謙虚に

この問題に対しては、以前は様々なスタンスがありましたが、ガンや奇形の増加、アトピー、環境ホルモン問題の発覚、さらには化学物質過敏症など、具体的な弊害がデータとして認識されるようになり、食の安全性が重要であることに異論はなくなりました。

確かに、その因果関係は厳密にはわからないだけに、未科学的な分野も多いのですが、未科学的と非科学的は全く違うものなわけで、やはり、私たちは自然の摂理に対して、謙虚であるべきなのではないでしょうか。

さらには、体内に取り入れる化学物質の総量をいかに落とすか、という視点が日々の生活のシーンでは重要なのだと私は考えています。

Q&A|なぜ、お野菜には化学肥料を使わないのですか?

放射能対策も重要に

そんな中、起きてしまったのが2011年3月の原発事故と放射能汚染です。
いかに今までの私たちが膨大なリスクにさらされていたか、核がいかに人類や自然と共生できない存在であるかを誰もが強く認識しました。
私たちは既にかけがえのないものを失ってしまったのですが、これを契機に1万年後の子孫にまで迷惑をかけないためにも、自然と共生できる社会へと大きくシフトしていかなければなりません。

秋川牧園では、放射性物質についても化学物質と同様に、体内に取り入れる総量を落としておくことが、長期的な視点で大切であると考えて、より確かな食の安全性を目指しています。

 

秋川牧園の商品一覧

おためしセット