生まれた瞬間、私は子豚の親になるというか『よし頑張るぞ』と自然に思えてきます。
授精から出荷まで一生のお世話をするからこそ、親のような愛情で接しています。
豚肉の中でも
最上級といわれる黒豚
秋川牧園が育てる豚は、「バークシャー種」と呼ばれる黒豚品種。肉質の緻密さ、深いコク、脂身の甘さや風味の良さに秀でた品種で、豚肉の中で最上級のおいしさと言われています。
しかし、黒豚は飼育期間が長く、繁殖性も低い、さらに取れるお肉も少量です。それでも秋川牧園では安心安全へのこだわりに加え、美味しさも追求したいという思いから黒豚を選びました。
時とともに育てる黒豚
繊細な気質を持つ黒豚は、飼育の上での苦労も多い品種です。特に子豚期間は体温調整がうまくいかないため、保温してあげる他、毎日の体調チェックは欠かせません。
しかし、どの期間も共通して言えるのは、健やかに育ってほしいとの思い。豚舎は自然の光や風が入り、一般的な大きさよりも広めに設計しています。黒豚は運動したり、ふかふかの敷材の上に寝そべったりと、のびのびと過ごしています。
飼育にかかる日数は約210日と一般的な豚よりやや長め。もともと成長が遅い品種ではありますが、時間と共に大切に育てています。
良質の脂身を作る
黒豚は脂身が特に多くつきやすい品種。そこに付加価値のある黒豚は、脂の風味がとても重要。脂には豚が食べる飼料の質がハッキリと出るため、良質な飼料を厳選し与えています。遺伝子組み換え原材料の混入を防ぐため分別生産流通管理した、収穫後農薬不使用(PHF)のとうもろこしや大豆、大麦などをバランスよくブレンドし、豚の成長に合わせて与えます。
また一般的には豚肉の生産に使われる抗生物質も、子豚の時期を除き使用していません。
「食べるものが体を作る」という私たちの考えは、自然な風味で味わいも良好な脂を持つ、おいしい黒豚に繋がります。
秋川牧園の
黒豚の基準
- 福岡県の山崎農場、宮崎県の桑水流畜産の2農場が責任をもって生産。
- バークシャー純粋種のみを生産しています。
- 肥育期間中に与える配合飼料のとうもろこし・大豆は、遺伝子組み換え原材料の混入を防ぐため分別生産流通管理したものに特定しています。
- とうもろこしは、収穫後農薬不使用(PHF)のものを使用しています。
- 肉骨粉などの動物性原料を含まない植物性飼料を与えます。
- 子豚の飼育期間を除いて、抗生物質の投与を行いません。
- 豚肉と、豚に与える飼料原料の放射能検査を実施しています。
※飼料・投薬について、子豚の期間は除きます。
産地情報
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福岡県
農場数 1 -
宮崎県
農場数 1
農場紹介
山崎農場(福岡県糸島市)
福岡県糸島市、玄界灘を眺める丘の頂上付近に山崎農場はあります。飼育歴10年になる2代目の山崎泰司さんを中心に、家族経営で黒豚を育てています。子豚の時期を除き、原則的に抗生物質は使わないので、体調に変化がないか見守ります。わが子のように常に気にかけて、病気にかからない健康的な黒豚を育てています。
桑水流畜産(宮崎県小林市)
宮崎県小林市、霧島連山と九州山地の懐にある桑水流畜産。繊細な性格の黒豚たちが、リラックスして過ごせる環境を追求し、日々の努力を惜しみません。きれい好きな黒豚たちのために豚舎の清掃は1日3回。快適な広さが確保された豚舎の、おがくずをたっぷり敷き詰めたふかふかの床の上で、1頭1頭がゆったりとした時間を過ごしています。
おためしセット
そだてる
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