放射能検査・対策

秋川牧園内に放射能測定室を設け、自主検査を行っています

放射能の検査体制

飼料の産地がわかる、
秋川牧園のノウハウ

秋川牧園は創業当初より、「1羽の鶏、1個の卵から健康で安全なものにしたい」との想いの下に、秋川牧園の家畜に与える飼料原料について、産地の特定・管理並びに、ポストハーベストフリーコーンや遺伝子組み換え混入防止管理された飼料原料の輸入ルート開拓や飼料中の残留農薬を最小限に抑えることなど、様々な取り組みに挑戦・実現して参りました。現在もこれらのノウハウが最大限に活用されており、一つ一つの飼料原料について、原産地の確認や放射性物質のリスクを検証しています。

自社検査室における放射能測定

秋川牧園では、2011年より自社で放射能測定器を所有し、日々放射能検査に当たっています。

飼料については、定期的に自社検査をしており、さらに月１度は外部検査機関に依頼して検査を行い、より詳細な結果まで確認をしております。また、農場から出荷された生産物については、収穫単位、製造単位、週単位、月単位など、個々の性質に応じた綿密な検査を実施し、安全性を確認。検査結果は、自社ホームページで随時公開しています。

放射能の検査方法と
検査結果の報告

秋川牧園の生産物※や飼料について、
定期的に検査を実施しています。
それ以外の商品については、
放射能リスクを判断し、優先順位を決めて
検査を実施しています
※対象生産物：鶏卵・鶏肉・豚肉・牛肉・
牛乳・野菜・冷凍食品(副原料含む)・レトルト

検査している放射性物質は、セシウム134とセシウム137の2核種です。
秋川牧園放射能検査室の計測器はシンチレーション式です（ベルトールド社ガンマ線スペクトロメーターLB2045）。計測器の特徴としては、セシウム134やセシウム137といった放射性物質の核種を特定して計測することができます。
外部検査機関では、ゲルマニウム式計測器で検査を実施します。飼料などを中心に、より詳細な調査や、低量の放射性物質の推移を調査する目的で、外部検査を行います。
検出限界値や検出下限は、検体によって異なりますが、シンチレーション式では概ね各5bq/㎏前後、ゲルマニウム式では概ね各1bq/㎏の結果まで確認しています。尚、検査で得られる検出限界値は、検査の時間や検査する検体の容積や重さなどで違ってきます。検出限界値の差は、必ずしも放射性物質の量と関連しないことを踏まえ、ご判断ください。
放射能測定は、検体の量目が多く、検査の時間が長い程、より詳細な検出限界値が得られる傾向にあります。秋川牧園では、一定数の検査を継続的に実施することに重点を置いた検査を行い、より多くの検査ができるようにしています。詳細な状況を把握が必要な検体に絞って、検査時間を長くしたり、外部の検査機関に検査を依頼するなどして、より詳細な検査を実施しています。
放射能検査の結果は、検出限界値未満、検出下限未満で不検出と表記し、ホームページで公開しています。

放射能測定結果はこちら (随時更新)

秋川牧園の生産物の産地

生産物	産地	農場数
牛乳	山口県	1
卵	山口県	3
若鶏	山口県・島根県・福岡県熊本県・大分県（赤どり）	22
黒豚	福岡県・宮崎県	2
和牛	山口県・福岡県	2
野菜	山口県	6

家畜の主な配合飼料原料の産地
（2023年4月時点）

原料名	産地	若鶏	赤どり	黒豚	和牛	乳牛	採卵鶏たまご	採卵鶏植物で育ったたまご地に足のついたたまご
トウモロコシ	アメリカ	○	○	○	○	○	○	○
マイロ	アメリカ・アルゼンチン・メキシコ・オーストラリア	○	○	○	○		○	○
大麦	オーストラリア			○	○	○
きな粉（大豆）	アメリカ・カナダ・ブラジル・日本	○	○	○	○	○	○	○
もみ・玄米	山口県・福岡県・佐賀県・熊本県・大分県	○	○				○	○
大豆油かす	アメリカ・ブラジル・カナダ・日本	○	○	○	○	○	○	○
やし油かす	フィリピン	○	○	○	○	○
グルテンミール	アメリカ・ハンガリー・セルビア・ブラジル・韓国	○	○				○	○
米糠	日本（加工地は福岡県）	○					○
ふすま	アメリカ・カナダ・オーストラリア・福岡県（加工地は福岡県）				○	○
魚粉	産地は不特定（加工地は広島県）						○

※ 原料の安定供給のため、原産地が変更になる場合があります。

乳牛・和牛の主な粗飼料の産地
（2023年4月時点）

原料名	原産地	乳牛	和牛	備考
牧草類	アメリカ・オーストラリア・山口県	○		アルファベール・チモシー・オーツヘイスーダン・ビートなど
稲わら	山口県		○	自家生産

安心野菜セットの産地
（2023年4月時点）

安心野菜セットでお届けする野菜は、下記の産地、生産者よりお届けしています。
単品でご案内しているお野菜につきましては、産地名を商品カタログに表示しております。

所在地	産地・生産者名	主な品目
山口県	秋川牧園・秋川牧園直営農場ゆめファーム・原田さん・兼村さん・宮本さん・世良さん・藤井さん・下瀬さん	野菜全般
奈良県	みどりの工房山口農園	葉物野菜、果菜類
鳥取県	勝部農場	ネギ
島根県	食と農・かきのき村企業組合やさか共同農場ぐり～んは～と	野菜全般
広島県	よしわ有機農園寺岡有機醸造田辺ファーム	野菜全般
香川県	よしむら農園さぬき有機	野菜全般
佐賀県	サガンベジ	葉物野菜
長崎県	長有研	野菜全般
福岡県・熊本県	果実堂	ベビーリーフ
熊本県	くまもと有機の会	野菜全般
熊本県・宮崎県・鹿児島県	かごしま有機生産組合	野菜全般
鹿児島県	久木田農園つは農園	野菜全般
沖縄県	しまぬくんち（沖縄オーガニッククリエイト）	果菜類など

秋川牧園の生産物以外の商品

直宅会員様へは、秋川牧園の生産物以外にも様々な商品をご案内しています。これらの商品の放射能検査は、商品の特性から優先順位と頻度を決め、出来る限り多くの品目に対して行っています。

また、素材はもとより、加工食品として使用される原材料の産地について、できる限り多くの原材料の産地確認を進めています。特に、加工食品の主原料については、ご案内のカタログでご確認いただけるようしております。

水産品の取り扱いについて

水産品については、漁獲地の確認を重点的に行い、皆様に情報を公開してご案内しております。検査頻度は商品により異なりますが、概ね年3～4回程度、商品状態で抜き取り検査を行っております。

お米について

お米については、すべて新米収穫時点で、放射能検査を済ませ、インターネットで情報を開示しています。通常カタログでご案内しているお米の産地は、下記の通りになります。また、一部のお米については、生産者が独自に放射能検査室を設け、田植え前および収穫した後に田んぼごとの土壌検査を実施し、精米時にも製品状態で放射能検査を実施しています

銘柄	産地	生産者名
ゆめファームの玄米	山口県	秋川牧園・ゆめファーム
清流こだま米	島根県	ファーム木精
西京の恵み	山口県	都濃自然米グループ
倉重さんのお米	山口県	倉友
山口ふるさと米	山口県	山口県生産者
つるの里米	山口県	ファームつるの里