更新日:2016年04月08日
真の賢さ、真の豊かさを目指して
よい人生に、よい食べ物を
昭和47年に秋川牧園が健康な卵づくりを始めた時、一番最初にその卵を食べて下さったのは、個人の消費者でした。
秋川牧園は健康で安全な食べ物をつくる、農業と食の会社です。
しかし、ただ単に安全性の高い食をつくることだけを目的としているわけではありません。
なぜ、食の安全性が大切なのか?
それは、健康のためですよね。
では、なぜ、健康が大切なのか?
それは、よい人生のためですよね。
秋川牧園の究極の目標は、私たちの食を食べていただく方の、よりよい人生にきちんと貢献することなのです。
それを、もちろん、農業と食をホームグランドとしながら進めていきたいのです。
今始めている「生活提案」の取り組みも、ただ安心の食をお届けするのではなく、どういう食べ方が健康にいいのかまで、提案する力をつけたいと思ったことがきっかけでした。
「よい人生に、よい食べ物を」これは秋川牧園の創業からの変わらぬ精神です。
地域循環型・農ある豊かな暮らしづくり
秋川牧園が掲げているビジョン・夢は、「地域循環型・農ある豊かな暮らしづくり」です。
新興国の発展に伴う食糧不足、資源不足の時代の到来はそう遠くないでしょう。
また、2011年の原発事故は、大量に消費するライフスタイルの見直しや自然エネルギーへのシフトの重要性を再認識させました。
もっているお金の多さや使ったお金の多さは、必ずしも人生の豊かさには直結しない。本当に豊かで、充実した人生のために、本当に大切なことって何だろう?
東日本大震災をきっかけに、多くの人が考えました。
結局私たちは、今までのモノの豊かさを重視するあり方に対して、「もう一つのあり方」をつくり出す必要に迫られているのです。
秋川牧園では、これから始まるであろう、自然と共生し、心の豊かさを基軸においた暮らしや社会に向けた変革の中で、農業の会社として、農の元気を真ん中において、何か大きな役割を果たしたいと考えています。
その思いが「地域循環型・農ある豊かな暮らしづくり」なのです。
そして、その大切なパートナーは消費者の皆さんだと思っています。
毎日の食を大切にして、地に足のついた生き方を目指す方々と、この秋川牧園を通して出会い、共に前に進んでいきたい。
私はそのように願っています。よろしくお願いします。