更新日：2021年11月01日

益田さんのレンコン／益田公彦さん（山口県）

山口県岩国市–益田さんのレンコン

全国的にもレンコンの出荷量が上位の山口県岩国市。
その地で、約30年近くレンコンを栽培されているのが益田公彦さんです。

農薬は非常に危険

20代の頃は美術の先生として教鞭を執る傍、レンコンの堀り子としても活動していた益田さん。そこで体験したのが除草剤の恐ろしさでした。「除草剤が自分にかかり、視界がかすんだり体調が優れなかったり、時には鼻血が出たりもしました。除草剤は非常に危険だと感じ、『自分で無農薬レンコンを作るしかない』と決意したんです。実は除草剤ってレンコンの病気の原因にもなるし、作業する人の健康にも影響が出ますからね」。

その分、草刈りの回数はグッと増えます。「刈っても刈ってもすぐ生えてくるんです。体力的には負担がありますが、娘夫婦や近所の方が協力してくれるおかげで、無農薬のレンコンが作れるんです。それとみなさんの『おいしい！』の一言。僕はもう70歳になりますが、あと10年以上は頑張りますよ（笑）」

作業の息抜きに一輪車にのる益田さん。小学校に出向いて乗り方の指導もされているそう。「かれこれ40年乗り続けています。畦道をサーと駆け抜ける爽快感、視点の高さがいいですね。体幹もすごく鍛えられますよ」

益田さん流おすすめの食べ方！

オススメの食べ方は、サッと茹でてわさび醤油！クセが少ないので、レンコンの食感・甘味がダイレクトに感じられます。レンコンは、レモンに匹敵するほどビタミンCが豊富。一般的に加熱に弱いビタミンCですが、レンコンに含まれるビタミンCは加熱に強いので、きんぴら、はさみ揚げ、煮物、甘酢漬け、サラダなどなど、どんな料理にも使えます。