更新日:2020年09月14日
一羽一羽が健康に/小鯖農場(山口県)
鶏が健やかに育つ環境づくり。創業当時から変わらない、当たり前の1日。鶏舎には心地よい風が入り、鶏たちが今日も快適に過ごしています。
すべては健康のために
鶏を育てるために最も重要なのが、鶏舎内の温度調整。暑さも寒さも苦手な鶏たちの様子を見ながら細かに調整していきます。ひよこから大きくなるにつれて最適な気温も変わるので、毎日の観察が欠かせません。
「鶏が健康に大きく育つために最も重要なのはひよこの時期。特に生後10日間のひよこが体づくりをする期間です。この期間に、いかにひよこたちが快適に過ごせるかが、その後の成長に大きく影響します」と小鯖農場(山口市)の松原。
取材時は生後46日目、入雛したばかりの頃は鶏舎中を駆け回っていたひよこたちも、すっかり大きな鶏になって、それぞれのナワバリを持ち始めるころ。成長しても変わらず、スタッフ全員で大切に育てています。
秋川牧園の2種類の鶏
一般的なブロイラーよりも10日長く飼育しているの白い羽の若どり。さらに美味しさにこだわったのが赤どりです。
新入社員も頑張ってます!
今年4月に秋川牧園へ入社し、小鯖農場で働いている吉富。幼いころからバレーボール一筋で、農業は全くの未経験。何もかもが初めてで、入社後は手探りの日々だったそう。今では作業服姿も様になり、持ち前の元気さと明るさで毎日頑張っています。「先輩方は今までの経験や細やかな観察から鶏の変化を察知しています。私はまだそのレベルになれていませんが、経験を積んで1日でも早く感覚をつかめるようになりたいです」と話してくれました。
健康な鶏の美味しさ。
シンプルに塩だけで確かめてください。
鶏の生産者に「鶏肉のおすすめの食べ方」を伺うと、答えは皆さん同じ、「味付けは塩胡椒だけでOK。もしくはシンプルに塩!胡椒すらいらないかも。」
素材に自信があるから、素材の味を最大限に味わえる、シンプルなチキンソテー がおすすめ。油を引かずに皮目から弱火で約10分、焼き色がついたら裏返して中火で約2〜3分、その後火を消して余熱で約3〜5分火を通します。最後に塩をパラっとふって完成です。