更新日:2019年08月02日
あれから何年たったのかしら……オリジナル品開発秘話
長年愛されるオリジナル商品には、こんな開発秘話がありました。
秋川さんちの卵ごはんのためのお醤油
たまごをもっと主役にしたい
新鮮でおいしい卵があるのに、卵かけ醤油がないってどういう事?!2000年に入って「卵かけごはん専用醤油」がスーパーに並び始めた頃、秋川牧園独自のおいしい卵かけごはんが食べてみたい!と社内の声から思い切って開発。
でしゃばらず、ちょっと甘目の名脇役に!
秋川たまごの旨みと甘味をしっかりと引き立ててくれる味に!当初製造をお願いしたのは明治26年創業、こだわりの品を作り続ける福岡県にある久原本家さん。秋川牧園の卵や食品に対する想いをしっかり伝え、原料を吟味、もちろん美味しさも追及。何度も試作を重ね、2006年5月に発売しました。
昔ながらのお醤油屋さん、クルメキッコー
明治7年の創業時からおいしい醤油を造るために天然杉でつくった木桶を使い、麹菌がつくり出す酵素、酵母や乳酸菌の力だけで発酵、熟成させていく「天然醸造」でお醤油を造り続けるクルメキッコーさん。早く大量に生産できる発酵促進剤をいっさい使わず、熟練の蔵人が多くの手間と時間をかけ、心をこめてお醤油を造る昔ながらのお醤油屋さんです。
あれから13年・・・
発売して10年経った頃、久原さんの生産体制の変更もあり、製造中止の危機に。そんな時、久原さんの調味料造りもお手伝いされていたクルメキッコーさんからお声かけをいただき、2016年からは製造委託先を変更。明治7年の創業からずっと木桶で手間と時間をかけ、天然醸造で造られるクルメキッコーさんの醤油は秋川牧園の冷凍食品でも使われています。それまで使用していた酵母エキスも使わず、始まりのコンセプトはそのままに、秋川たまごの味を一層引き立ててくれる卵かけ醤油です。
秋川牧園のマヨネーズ
秋川牧園の卵を使ったマヨネーズを売ってるスーパーがある!
秋川牧園の宅配が開始された頃、カタログでご案内していたのは「松田のマヨネーズ」や「有精卵マヨネーズ」。どれもおいしいのですが、秋川牧園にも卵があるのにどうして独自のマヨネーズがないんだろう? と、 その頃、秋川牧園の卵を卸していた四国のスーパーさんがすでに秋川牧園の卵を使ったマヨネーズを開発、販売しておられました。早速生産者を紹介してもらい、秋川牧園のオリジナルマヨネーズ作りが始まりました。
こだわりの生産者、ユーサイドさん
調味料製造を専門とする京都のユーサイドさん。彼らのつくるマヨネーズがすばらしいのは、1日2釜しか作れないその製法。酸化すると風味が損なわれてしまうマヨネーズは、独自の真空乳化器で材料をできるだけ空気に触れさせないよう撹拌。プロの料理人からも特注品を依頼されるこだわりの生産者です。そのノウハウを活かし、秋川牧園オリジナルマヨネーズが2008年5月に誕生。もちろん乳化剤などの添加物は不使用。秋川たまごの卵黄だけを使用し、コク深く、濃厚でクリーミーな舌触りに仕上がりました。
あれから11年・・・
当初、マヨネーズのしぼり口部分が大きすぎるというお声から、少し小さく使いやすくなりました。濃厚な味わいだから、少量でも満足感が得られます!
秋川牧園の胡麻ドレッシング
胡麻のコクと卵のまろやかさ感じる。サラダはもちろん、魚介やお肉とも好相性!
安心でおいしい、胡麻ドレッシングがほしい!
「自分たちがおいしいと思えるドレッシングを!」と探し始めた胡麻ドレッシング。他社の商品を色々と試食するも、私たちが求める味と違ったり、産地が明確でなかったりとなかなか採用には至りません。
オリジナルって作れない?
色々探しても見つからない。ならばいっそのこと作れないかな?そこで「秋川牧園のマヨネーズ」を製造してもらっているユーサイドさんに相談。すると、「それならうちで作りましょうか?」との答えが。こうして2013年の夏、秋川牧園の卵を使ったオリジナル胡麻ドレッシングの開発がスタートしました。
素材の味がわからないような濃厚さではなく、卵の味わいが感じられる味
と、テーマを掲げ、何度も何度も試作を重ねます。9種類もの試作品はそれぞれにおいしさがあり、スタッフ全員が悩む中、一番人気の高かった味をもとに、2014年7月、賞味期限などの品質保持テスト期間を経て、ついに「コクと甘味があって後味さわやか」なオリジナル胡麻ドレッシングが完成しました!
あれから5年・・・
発売当初から変わらぬ味を守り、秋川牧園の社員食堂でも愛用中。社員も納得の味わいです。