更新日:2017年12月02日
真夜中から動き出す牛乳製造/あきかわ牛乳(山口県)
秋川牧園本社から車で5分のところにある㈲あきかわ牛乳は、あたりが暗闇に包まれる真夜中に動き出します。
秋川牛乳ができるまで
朝までが勝負!牛乳製造
取材のため訪れたのは、深夜0時半。秋川健社長と3名の製造スタッフが既に働いていました。むつみ牧場(山口県萩市)、長谷牧場(山口県山口市)で搾乳された生乳は、トレーラーに乗って運ばれ、工場にある貯乳タンクでスタンバイ。前日の製造後に分解し洗浄した機器を組み立て、製造準備が済んだ後、牛乳作りが始まります。
牛達も寝静まる真夜中と言えど、スタッフに眠たい様子などありません。製造が本格的に稼働を始めると、スタッフは洗瓶機や充填などの持ち場にそれぞれ分かれて作業。製造が特に忙しくなる深夜2時には、子育て中と言う女性スタッフ1名も加わり、朝までに作り上げなければいけない数百本の牛乳を少人数のスタッフでテキパキと製造していました。
あきかわ牛乳に朝が来た
無事に出来上がった牛乳がトラックに乗って出荷され、「ほっ。」と、思ったのも束の間、スタッフは気を緩めることはなく、最後の洗浄作業に。スパナを片手に牛乳が通る配管を1つ1つ分解し、異物や細菌が決して残らないようブラシを使って念入りに洗浄していました。工場内の全ての洗浄と整理整頓が終わり、「おつかれさま」の声がかかる午前6時頃、あきかわ牛乳のもとには清々しい朝が訪れていました。