更新日:2017年06月03日
秋川牧園製造部門の要、ミート工場をご紹介/秋川牧園(山口県)
チキン食品(熊本県)や福岡食肉市場(福岡県)で部位ごとに分けられた秋川の若鶏・黒豚・和牛をカットやミンチ、パックしているのが秋川牧園ミート工場。お肉や冷凍食品に加工するお肉を扱う、“秋川牧園の厨房”なんです。実際どんな仕事がされているのかを取材してきました。
想像以上の大変さ
秋川牧園といえばやっぱり鶏肉!ということで、一日で扱うお肉のほとんどが鶏肉なんです。毎朝7時ごろに、チキン食品から、前日に処理された鶏肉が冷蔵トラックで到着します。工場スタッフは58人ですが、一日の入荷量はなんと約5,000羽!単純計算で1人約100羽分処理していると考えるとすごい量です。入荷後、冷蔵庫に保管し、新鮮なうちに処理しています。
取材スタッフが面白いと思った作業を紹介!
カット
コチラは若鶏ムネ肉を小間切れ肉にカットする機械。機械を2つ組み合わせて配置し、縦・横方向にカットできるように工夫していました。
コチラは人の手で行う手羽中ハーフカットの作業。関節を瞬時に見極め、サクッとカットします。その時間わずか1秒足らず!機械では出来ない、長年の経験が織り成す業です。因みに皆さんマイ包丁を持っているのだとか。かっこいいー!
バラ凍結
コチラは凍結の工程。スチールのコンベアに肉同士を少し離して配置することで、バラ凍結(※)が可能に。部位にもよりますが、約-30℃で15~20分かけ、冷却していきます。ミンチは各部位で出た端肉も有効に利用しているんです。
※塊ではなく、ばらばらの状態で凍結すること。必要な分を取り出して使えるからとても便利で人気なんです♪
ミンチ
ミンチは各部位で出た端肉も有効に活用しているんです。
田中工場長代理
「人に例えると上司(課長)が“頭”であれば、私は“体”の部分。上司からの指示をスタッフに的確に伝え、安全に現場を動かしていくことが私の役割です。作業自体は大変ですが、やるからには楽しく仕事が出来るように努めていますね。」
取材スタッフの感想
工場内は機械化が進んでいて、単純作業が多いと思っていた私。けれども、人にしか出来ない作業も多く、機械だけに頼っているのではないことに驚きました。また、重労働にもかかわらず、スタッフの年齢層は50〜60代が多く、元気にバリバリ仕事されていたのが印象的でした。いくらこだわって鶏・豚・牛を育てても、ミート工場の皆さんの頑張りがなければ、美味しいお肉はお届けできません。 秋川牧園の商品にはたくさんの人が関わっていると改めて実感した取材でした。