更新日:2017年05月22日
人気商品!チキンソースカツができるまで/秋川牧園(山口県)
発売から8年、「カツに甘めのソースがしみ込んでいて美味しい!」と、いまだ人気の衰えないチキンソースカツ。その製造現場に密着しました。
チキンソースカツができるまで
1、ムネ肉カット
子会社のチキン食品で食肉加工されたムネ肉に包丁を斜めに入れ、そぎ切りにしていきます。
チキンソースカツや、甘酢のやわらかチキン南蛮などに用いられる切り方「そぎ切り」。工場ではスタッフが皆、ホレボレするような手際の良さでムネ肉をそぎ切りしていましたが、簡単そうに見えて、意外と難しい作業なんです!決められた重さや厚さに揃えて切りながら、なるべく端肉を出さずに形良く切らなければなりません。個体によって形や大きさが微妙に違う鶏肉を、的確に判断してスピーディーに切り分けるのは、まさに熟練の技。機械で行えば時間も人手もかからず簡単ですが、人の手でひとつひとつ行うことで、お肉の食感や味わいをさらに引き出しています。
2、バッター液とソースの準備
大量の粉や調味料を混ぜ合わせます。鶏肉に下味などは付けないチキンソースカツ。味の決め手となるオリジナルのソースは、大なべで約30分じっくりと煮立たせ、とろみをつけます。
3、衣をつける
お肉がラインに乗ってよーいドン!衣の付け残しがないか、余すことなく目を光らせます。
4、揚げる
約180℃の油で140〜145秒。薄めの衣がカラッと揚がり、お肉の中心温度は約80℃に。
5、ソースを付ける
揚げたてのチキンカツをオリジナルソースにくぐらせます。工場内に広がるソースの香り。食欲がかき立てられます!
6、急速冷凍
粗熱をとったら、すぐにマイナス40度以下で急速冷凍。揚げたての美味しさをそのまま閉じ込めます。
7、包装
すばやく丁寧に小分けされ、出来上がり!
チキンソースカツへの挑戦
「ただ揚げただけのチキンカツではなく、ソースで味付けをしたチキンカツを商品にするのは新たな挑戦でした。」と発売当初を振り返る柏木。ソースを製造ライン上で付けようとすると、ラインにソースが残り他の商品にも混入してしまう可能性が。そのため、2人がかりでソースを付けることに。
1人がラインからチキンカツを取り出し、ボウルに入ったソースに付け、もう1人がソースからチキンカツを引き上げ、ラインに戻します。この機械に頼らない方法によって、商品化することができたのです。