更新日:2017年01月07日
365日飲みたい!秋川牛乳の一日/あきかわ牛乳(山口県)
秋川牧園から車で5分。ジャージー牛を飼育する長谷牧場のすぐ隣に、秋川牛乳を製造している
「あきかわ牛乳工場」があります。牛たちも眠る深夜12時半、秋川牛乳の製造現場を訪ねてきました!
あきかわ牛乳の1日
空を見上げると星空が広がり、辺りはシーンと静まりかえった深夜、あきかわ牛乳工場が動き出します。むつみ牧場(山口県萩市)、長谷牧場(山口県山口市)からトレーラーにのって運ばれてくる生乳は、工場内にある生乳保管タンクに一旦保管されます。
ローファット牛乳から製造開始!
生乳保管タンクよりパイプで運ばれた生乳から、遠心分離機で乳脂肪分を除いていきます。
トロリと濃厚で、ほんのり甘い香りのするこの生クリームは、チラシでもご案内中のリコッタプリンやモッツァレラチーズの原料になっています。販売はしておりませんが、秋川牛乳の美味しさは余すことなく使われているんです!
初めて飲んだ、遠心分離後の脂肪分0%の牛乳は…
色は白いですがやや半透明。味はというと、コクはなく「牛乳風味の水」といった印象(笑)。たった1.8%の乳脂肪分が、ローファット牛乳の美味しさの要なのだと改めて実感しました。
この脂肪分を除いた生乳に、遠心分離をしていない生乳を加え乳脂肪率を約1.8%に調節すれば、ローファット牛乳の製造準備が完成。
ここからは、ジャージー牛乳、ローファット牛乳、秋川牛乳、秋川カフェオーレ、全て同様の工程で進みます。
①ホモジナイズ処理
牛乳に含まれる乳脂肪分を均一化させる、「ホモジナイズ処理」を行います。こうすることで、牛乳の分離を防ぎ口当たりもまろやかに仕上がります。
②75℃約15分間の低温域殺菌
一般の牛乳の約9割が超高温殺菌(120℃で2~3秒)を採用する中、あきかわ牛乳では牛乳本来の風味を活かすため、約15分間かけ、ゆっくりじっくり75℃の低温域で殺菌しています。
ここで驚きがひとつ。牛乳は、搾りたてが一番おいしいと思っていましたが、牛乳のコクは火を通すことで生まれるんだそう!生乳自体が持つ甘みや濃厚さはもちろん、この加熱でより一層美味しさが増すのです。全ての食べ物が、搾りたて、出来立てが一番美味しいってわけではないんですね。
③冷却
④ビンに詰める
⑤蓋をして消費期限を印字
⑥瓶に汚れがないか等を目視でチェックし完成!
出来立てホヤホヤの秋川牛乳を味見させていただきました!
ん~美味しいっ!甘いミルクの香りに包まれた秋川牛乳は、濃厚ながら後味はさっぱり。この日、秋川牛乳やコーヒー牛乳もあわせ400ml近く味見させていただいた私。けれど、次の日の朝にはまたいつものように秋川牛乳が恋しくなるんです。何度飲んでも飽きない美味しさ、それが秋川牛乳なのかもしれません。