更新日:2016年10月18日
鶏卵工場に最新設備を導入しました!!/秋川牧園(山口県)
8月上旬、秋川たまごを出荷する『鶏卵工場』の設備が27年振りに一新しました!以前の機械は正常に機能していたものの、老朽化が進み、故障することも多くなっていました。より出荷業務の作業効率を向上させ、お客様により安心なたまごを届けるべく、鶏卵自動洗浄選別包装装置のトップメーカー『ナベル社』(京都)の最新設備を導入!いったいどんな機械なのか、どこの部分が以前と違うのか、出荷工程に沿ってお伝えします!
①シャッフル
鶏は、1羽がほぼ1日に1個、卵を産みます。鶏卵工場には山口県にある篠目三谷農場と平飼鶏舎から毎日およそ5t!ものたまごが運ばれてきます。鶏舎毎に鶏の月齢も異なるため、卵の大きさに差が出てしまいます。そこで、総重量に差が生じないよう、まず各鶏舎の卵をうまくまぜ合わせます。
②洗卵・乾燥
卵の殻に付着している汚れを除去し、洗浄します。洗浄ブラシの数が以前の8本から12本に増え、より洗浄力がupしました。その後、新たにできたスペースで、ヒビ割れがないか目視で確認し、風力で乾燥させます。
③汚卵検査、ひび割れ検査
目視の後は、なんと画像で汚卵を検出!今回新たに汚卵検査装置が追加されました。ラインに流れている卵すべてをカメラで読み取り、卵の殻に汚れが付着していないかをより詳しくチェックし、汚れがあるものは自動的にはじきます。そして2011年より導入しているひび卵検査装置で、ひび割れがないかを確認。小さな綿棒のような機械で、卵をコンコン叩いて、その反響を聞き取り、ひび割れの有無を確認。問題があれば別レーンに移動させます。
④殺菌
蛍光灯のような紫外線ランプがついたトンネルを通過させ、卵の殻を殺菌します。洗卵+紫外線で、サルモネラ菌などを殺菌するのです。
⑤計量・血卵チェック
自動計量器により、卵の重さを計量します。計量された卵は大きさや重さごとに指定されたレーンへ流れる仕組みになっています。レーンに流れていく途中、卵に一筋の光が放たれています。これは卵の中身を検査する、異常卵検査装置。肉班(殻の色素や組織片が集まったもの)が入っているものなど出荷できない卵を取り除きます。
⑥パッキング
チェックをクリアした卵たちはようやくパック詰めされます。最終的にひび割れはないか、個数はしっかり入っているかを最後は人の目で確認し、皆様にお届けしています。