更新日:2016年10月14日
焼くだけじゃない!干物クッキング/渡邊水産(島根県)
干物というとそのまま焼いて食べるのが一般的ですが、実は、いろ~んな料理に変身できる食材だったのです。今年2月に秋川牧園で行われた、渡邊水産一はじめ社長による干物料理教室をリポートいたします。
ハサミでチョキチョキ✂干物をおろします
「では、今からアジの干物を3枚におろします!」と始まった料理教室。
干物をおろすなんて発想のなかった私たちは早速驚き。ですが実際にさばいてみると、生魚のようにヌルヌル滑ったりまな板が汚れることもなく、干物の調理のしやすさに感動してしまいました。
おろす時のポイントは、半解凍の状態で行うこと。 完全に解凍してしまうと身が破れやすくなってしまいます。
先程3枚におろしたアジはグリルで焼いていきます。
脂ののったジューシーな身と部屋中に漂う香ばしい香り…もちろんこのまま食べても良いのですが、調理はさらに進むのです。
いざ、干物レシピ:和食編
これが干物の応用力!
干物のふりかけ
焼いたアジの身を細かくほぐして…
さらに、このふりかけを応用して
冷汁
残った頭や骨などのアラは、スープの出汁に!
「干物は下ごしらえ済みの魚である」そう考えれば世界はもっと広がります。
和洋中と大変身! こんなレシピも…
エテカレイ開きのエスカヴェージュ
エスカヴェージュとは、魚を油で揚げ、酢漬けしたもの。
解凍した「エテカレイ開き」に小麦粉を薄くまぶし、油をひいたフライパンで焼きます。
生野菜の上に焼いたカレイをのせます。ぽん酢と和からしを合わせたソースを先程のフライパ ンでサッと熱してから、カレイに回しかければ完成!
あなご開きの天麩羅
解凍した「あなご開き」を食べやすい大きさにカットし、水で溶いた小麦粉にくぐらせて揚げるだけ。これが驚くほどふっくらジューシーで、スタッフ一同絶賛の美味しさでした♪味付けナシでも丁度いい塩加減です。かなりのオススメ。
干物の新しい扉を開く、渡邊水産
そのまま焼くだけでも美味しい渡邊水産の干物ですが、「干物の食べ方は決して一つではない。様々な料理に応用できる食材なんだ」と、教えていただいた今回の料理教室。冷凍だから保存もきくうえ、アレンジだって出来る干物。干物の可能性はまだまだ広がりそうです。
「干物をもっと多くの人に食べてもらいたい」「干物の可能性をもっと広げたい」そんな、渡邊水産の熱い想いが込められたレシピの数々。 ぜひ、皆さんも干物cooking挑戦してみてください!