栽培時化学農薬・化学肥料不使用
ある程度の収穫が可能にはなったけど今も試行錯誤中。それでも秋川牧園は農業の会社。
私たちがやらないで誰がやるんだという気持ちで取り組んでいます。
苗が出来を左右する
苗の良し悪しが野菜の出来栄えに大きく影響する苗づくり。元気な苗を作るには水と温度管理が何よりも大切。病気にかかりにくい品種を選んだり、接ぎ木をしたり、味が良く病気に強い苗を作る工夫も欠かせません。
秋川牧園の苗テラスの中で大切に育てた苗は、子会社のゆめファームの他、県内の生産者へと引き継ぎ、収穫まで丁寧に栽培されます。
土づくりが腕の見せ所
農業の基本は「土」。
どんな野菜の種をまいても土が悪いとうまく育ちません。そのため、土づくりにおいても様々な工夫を凝らしています。
食べた飼料から飼育環境まで分かる私たちが育てた鶏の鶏糞をしっかり発酵させた完熟堆肥をベースに畑に生える雑草、収穫後の残渣も緑肥として畑に混ぜ込みます。たくさんの有機物をバランス良く入れ、しっかりと耕した畑は微生物が大活躍し、野菜が喜ぶ団粒構造を持ったフカフカの土が育ち、そのサイクルを繰り返すことで畑の「地力」を上げています。
野菜づくりの知恵と工夫
栽培時に化学肥料を使用しない野菜づくりでは、一度虫がつくと作物が全滅してしまうことも。その為こまめな草刈りや防草シートを敷く、防虫ネットで作物を覆う等、虫を寄せ付けない様々な工夫が欠かせません。また、防虫の他、除草や病気予防のため、植え付け前には黒いシートを活用し太陽光で畑を熱殺菌したり、隣の畝にコンパニオンプランツとして異なる作物を植える作付け計画など、栽培前の工夫もしています。
同じ種の野菜でも人と同じように個性があり、均等に大きくなるわけではありません。野菜から離れた場所に肥料を撒いたり、追肥の頻度を変えるなど、野菜自らが根を延ばし成長するよう常に野菜と対話しながら育てていきます。
旬のおいしさ
私たちは旬のおいしさを大切にします。
年間を通じて流通する野菜も多くなり、旬を意識することが少なくなっています。どんな野菜にも生育条件が整い、成熟に適した時期があります。そんな旬の野菜は、栄養価も高く、何よりおいしさに磨きがかかります。私たちは旬を大切にするためハウス栽培では加温しないなど、なるべく自然に近い状態で育て、そのおいしさを追求しています。
秋川牧園の
安心野菜の基準
- 継続的に化学農薬、化学肥料を使用しない野菜であること。
または、有機栽培の基準を満たした有機野菜であること。 - 自然の条件下で栽培した野菜であること。(ハウスを加温した野菜の栽培はしません。)
- 野菜の出荷基準を設け、農薬不使用であっても外観、規格を配慮した野菜であること。
- 病害虫対策として使用する資材は、秋川牧園で認定したものであること。
- 生産管理要綱を定め、栽培時農薬不使用・無化学肥料栽培を行う生産者を認定し管理。
- 定期的に野菜の放射能検査を実施しています。
- 定期的な残留農薬検査を実施
産地情報
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山口県
農場数 6
農場紹介
ゆめファーム(山口県山口市)
秋川牧園の子会社。秋川牧園本社近くの主要農場をはじめ、北は萩市、乳牛を飼育するむつみ牧場のふもと、南は瀬戸内海に程近い山口市秋穂にある広大な畑で、それぞれの気候風土の特徴を生かしつつ年間50種類以上の野菜を育てています。責任者の村田さんはほぼ毎日畑に足を運び、仲間と共に理想の農業を求めて邁進中。有機の試験農場からスタートしたゆめファームは、今では野菜生産の大黒柱にまで育ちました。それでも今なお試行錯誤を重ね、よりよい野菜作りに励んでいます。
2019年には一部圃場で有機認証も取得し、品目の充実やさらなる品質向上を目指します。
下瀬さんご夫婦(山口県山口市)
秋川牧園から車で40分のところにある山口市秋穂二島で5000㎡(0.5 ha)の畑で野菜を生産。栽培時、化学農薬・化学肥料を使用しない野菜作りはもう40年以上になるベテラン農家です、宅配を始めた初期から秋川牧園の野菜をつくって下さっています。
全く知識のない所から独学で学び、今では年間30種類以上の野菜を栽培中。常に改善と目標を掲げて新しいチャレンジを続けています。
原田慎司さん(山口県防府市)
秋川牧園から南に車で30分、山口県防府市で頑張る若き生産者です。チャレンジ精神が旺盛で、何事にも前向きに突き進む彼は、これからの秋川牧園の野菜生産部門を担う期待の星です。
今は玉ねぎ、にんじん、サツマイモ、サトイモ、ニンニクを中心に、様々な野菜作りに取り組んでいます。全国的に担い手不足問題が深刻化する農業分野において、秋川牧園としても応援し、日本の農業の未来を守っていきたいと思います。
おためしセット
そだてる
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