同じ生き物であることを忘れたらいいものは作れません。
何万羽という鶏の世話をしてきましたが、これだけは確信を持って言えます。
自然のサイクルの
中で産まれる卵
秋川牧園の卵は、一般に比べゆとりのある『ケージ飼い』と平屋の中で放し飼いした『平飼い』の2種類があります。
いずれも自然の光と風の入る『開放型鶏舎』。
鶏本来の生活サイクルで卵を産める環境を大切にしています。
健康を守るために何より肝心なのは日々の体調管理と衛生管理。
日々産まれる卵を集めながら、鶏たちを見守っています。
自然な味わい
卵は鶏からいただく栄養の恵み。
鶏たちが食べたものはめぐりめぐって私たちの栄養となります。一般的に使われる肉骨粉、油脂などの粗悪な動物性飼料は卵の風味を損ないます。
秋川牧園の卵は、植物性原料主体※のオリジナル飼料で育てた自然な味わい。
残留農薬など化学物質のリスクとも向き合い、全ての輸入原料を遺伝子組み換え原材料の混入を防ぐため分別生産流通管理したものに特定しています。
※一部の卵では、カロリーを補う目的で若干の良質な魚粉を含む飼料を与えています。
自然な色合いの黄身
黄身の色、それは親鳥が食べた飼料の色で変わります。見た目を良くするためだけに色素などを使って濃いオレンジ色にした黄身の卵が市販されてもいますが、私たちはありのままの色の卵を食べていただきたいと思っています。
秋川牧園の卵の飼料はお米ととうもろこしの割合が大きいため、黄身は色味が強すぎないひまわりのようなイエローに。まずは生卵を白いごはんにのせて、その色と風味の良さを味わってください。
循環型農業を目指して、
飼料用米の自給生産
飼料に配合する米は山口県内の農家さんと協力し、自前で生産もしています。耕作放棄地の活用につながるこの飼料用米の取り組みは全国でも注目を集めています。
水田の肥料には、鶏の生産過程で排出される鶏糞を発酵させて使用。出来たお米を鶏が食べ、また次のサイクルへ。まだまだ全量生産とはいきませんが、クリーンな循環型農業を目指して日々取り組んでいます。
品質管理
秋川牧園では専門的な「品質管理室」を設け、製品の安全性に目を光らせています。卵についても、定期的な検査で卵質データを蓄積。また、産まれた卵はもちろんのこと、農場の敷料についてもサルモネラ検査を実施し、生食でも安心な卵の生産環境を整えています。
これらの情報は農場でも積極的に活用し、より良い品質の卵をお届けするための指標となっています。
秋川牧園の
たまごの基準
- 秋川牧園の「篠目農場」「三谷農場」と本社の裏山にある「平飼い農場」が責任をもって生産。
- 配合飼料のとうもろこし・大豆は、遺伝子組み換え原材料の混入を防ぐため分別生産流通管理したものに特定しています。
- とうもろこしは、収穫後農薬不使用(PHF)のものを使用しています。
- 国内自給率向上を目指して、飼料用のお米を10~30%、飼料に配合しています。
- 植物性主体の飼料を与えます。肉骨粉や油脂は、風味を損なう要因となり、残留農薬も心配されるので使用しません。
- 自然の日光や風がよく入る、開放型鶏舎で育てています。
- ケージで飼育される鶏は、ケージの段数を1~2段とし、1枠にも2~3羽の鶏のみを入れています。
- 農場と、割卵した卵を定期的に検査し、サルモネラ菌に対して安心な卵を育てています。
- 定期的に、卵と鶏に与える飼料原料の放射能検査を実施しています。
産地情報
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山口県
農場数 3
農場紹介
篠目三谷農場(山口県山口市)
秋川牧園本社から車で約30分、山間ののどかな田園風景広がる篠目地区、三谷地区の2地域にある採卵鶏(ケージ飼)の直営農場です。ここでは開放型鶏舎と呼ばれる自然の日光と風が入る鶏舎の中で、鶏たちが毎日卵を産んでいます。鶏舎それぞれにお世話をする人を決め、わが子のように毎日様子を見回っています。
平飼い農場(山口県山口市)
秋川牧園の本社の裏山にある採卵鶏(平飼い)の直営農場です。自然の日光と風が入る開放型鶏舎の中では鶏たちが自由に過ごしています。鶏たちは思い思いの場所で産卵するため、農場スタッフが毎日鶏の様子を見回りながら丁寧に手拾いしています。飼料は、秋川牧園オリジナルの「植物性飼料」。より自然に近い環境で飼育している卵です。