更新日:2022年12月27日

大変なことは続かない。奥嶋さんに聞く“暮らしの手抜き加減”| CUSTOMER INTERVIEW – vol.5

12月10日に開催したInstagramライブで「蒸し鶏のねぎ油ソース」をご紹介くださった山口県防府市在住の発酵料理家の奥嶋由香里さん。日頃の暮らしや食についてうかがってみました。

奥嶋由香里  / 発酵料理家
山口県防府市在住。料理における“発酵”に魅せられ、徳島県で発酵料理について学び、2018年「発酵ゴト」を自宅に開設。発酵の力を使ったメニューを伝える料理教室を開催。県内各地から多くのファンが集っている。Instagram : @hakkougoto

 

―今回は、「冬じたく」をテーマにレシピを作っていただきましたがポイントは。

ぽかぽか湯気のあがる料理は、お料理しているときも温まるし、ソースにねぎや生姜もつかって体の芯から温まっていただきたいと思ってレシピを作りました。

       ▲せいろで蒸しあげた「鶏もも肉を使った蒸し鶏のねぎ油ソース」

―今回も塩麹をお肉の下味や副菜にも使いましたが、普段から発酵食を召し上がる機会が多いですか?

2年間、徳島まで発酵の勉強に通ってから「発酵の虜」になっていますね。食べ物が持つ力って本当すごくて、いまでもいろんなことを試したりしながら食生活に取り入れています。ジンジャーシロップを作って、毎朝、チャイをいただいたり。

    ▲自家製のジンジャーシロップを入れたチャイ

―手作りのジンジャーシロップを入れたチャイで迎える朝は贅沢ですね!

手間がかかっているように感じられるかもしれませんが、ジンジャーシロップを作ってしまえば、毎朝ラクチンなんですよ。日々、手間をかけるのは大変だし、大変なことは続かないと思うんです。だから、私のお料理教室はご自宅でも無理なく簡単にできることを大切にしています。

―奥嶋さんも手抜きをすることがあるんですか?

ありますよ!頑張りすぎるのは良くないと思っています。でも、食べることは大切にしたいので、緩急をつけています。疲れた…と思う日は、頑張らずに冷凍庫にストックしている秋川牧園のやきとりをあたためて食べたり。秋川牧園の冷凍食品は、安心しておいしく食べることができるので、お母さんのがんばらない日のベストアイテムだと思います。頑張りすぎることで、お料理が嫌いになってほしくないですね。

―畑しごとも始められたそうですが。

春からちいさな畑をはじめました。自分で作った野菜は本当にいとおしくて。農薬や化学肥料を使わずに育てているので、秋に植えた野菜は全滅してしまって、春までは何も収穫できなくなってしまいました。こうして、お野菜を作ってくださっている方のご苦労を感じれたこともよかったと思いました。

▲奥嶋さんの畑の様子

▲雪の下のほうれん草

―2022年ももう少しですが、来年チャレンジしてみたいことなどありますか?

季節の手仕事を、沢山の方と楽しみたいです。その時その時の旬の食材を仕込んでおくと、ちょっと心が豊かになれたり、視界に入るだけでなんだか癒されてしまうようなきがしています。そんな心があったかくなる季節の仕込みを皆さんとできたら嬉しいです。
あとは私自身、発酵の世界をもっと深く知る年にしたいと思っています。探究したり、手を動かしたり、発酵の世界を丸ごと味わったり、遊び尽くしたい。そして、みなさんと共有できるのを楽しみにしています。

 

丁寧な暮らしをされている奥嶋さん。
そんな奥嶋さんでも息抜きをしてらっしゃることを伺って、ほっとひと安心。
息抜きに秋川牧園の手軽な食材を使っていただいていることもうれしく思いました。
ぜひ興味のある方は奥嶋さんの料理教室に参加してみてください。

詳しくは奥嶋さんのInstagramアカウントへ。

 

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