【商品情報】「秋川牧園ホップの豊かなビール」新発売

自社農園で育てたホップと山口県産ビール麦をつかった
ホップの香りが華やぐ、さわやかなビール

昭和の初めに創業者の父・秋川房太郎は、秋川牧園の前身となる秋川農園を中国大連で営んでいました。
その時、ビールの製造にチャレンジしましたが、終戦を迎えてしまい、
発売に至らなかったことが秋川牧園社内で語り継がれており、
“いつかはビールの製造を！”と想い続けていました。

秋川牧園50周年の節目を迎える2022年。
新たなチャレンジの一つとして、秋川牧園の農薬や化学肥料を使わない野菜作りの技術を活かした
「ホップ栽培」を2022年4月についに開始いたしました。

ビール造りに欠かせない、主原料の一つであるホップ。
通常ホップは日本の中でも東北地方など寒冷地で栽培されており、
温暖な気候の山口の地で栽培が成功するのか、不安を抱えながらの挑戦です。

専用のホップ棚の代用品として、きゅうりなどの蔓野菜で使用するネットを活用するなど試行錯誤しながら大切に育てきた結果、
私たちの心配をよそに、7月末には立派なビールの原料となる実(毬花)をたくさんつけてくれました。

植えたホップはカスケード、ザーツ、カシミアの3種類。
ビールの苦みのもととなる実の根元につく黄色い「ルプリン」もしっかり入っています。
今年の猛暑中、ひとつひとつ丁寧に手で摘みとり、23kgのホップを収穫。

ビールの製造は、車で10分程度の距離で、同じ山口市内にある山口地ビール株式会社にご協力いただき、
およそ1000ℓ、3000本（330ml）のビールがついに完成しました。

フレッシュなホップを使っているので、マスカットのようなホップの香りが華やぐ、さわやかな印象が特徴です。

今後は、栽培・収穫に改良を重ねながら、旬を感じる秋の風物詩のひとつとして、
みなさまに毎年お届けできるように栽培、生産を続けていきたいと思っております。