更新日:2014年03月14日
チェルノブイリ調査 渡航中止について
ウクライナの情勢の悪化を受け、チェルノブイリ調査同行、見送ることを決断しました。
先般、「NPO法人 食品と暮らしの安全基金」が主催する『チェルノブイリ及び近隣地域の調査ツアー』の同行参加をご報告するとともに「見てきて欲しいこと聞いてきて欲しいこと」のリクエストを募集させていただきましたところ、多数の皆様よりご意見を頂戴いたしました。私どもだけでは思いはせなかった皆さまの視点、大変参考になりました。ありがとうございました。
しかしながら、今回、大変残念ではありますが、調査同行を見送りましたことをまずはご報告申し上げます。
3月14日現在、ウクライナの政情が安定せず、ロシア軍とみられる部隊がクリミア半島を実効支配する中、アメリカ政府も軍事支援要請を検討するなど、緊迫した情勢が続いており、外務省からも渡航に当たっては十分注意する旨の勧告も出ております。
一方、ツアーを主催する食品と暮らしの安全基金では、訪問地が全て西側のエリアである事や、地方が中心の行程であること、現地の子どもたちが治療を待っているなどの理由からツアーを決行すると決断されております。
弊社としましても現地の情報を独自に取集、分析を積み重ね、状況が好転することも期待しながら情勢を見極めておりました。本来であれば、3月15日に現地へ向け出発する予定でしたが、現地の状況が悪化の一途を辿っていることからギリギリまで検討を重ねましたが、この度は参加を断念せざるを得ないと判断いたしました。
今回の調査報告についてご期待頂いておりました皆さま、そしてご心配頂いておりました皆さま、多くの皆さまのご期待に添えなかったことを心よりお詫び申し上げます。皆様よりリクエストも頂戴し、現地の状況を見聞きすることの意義やその活用についても協議を重ねてきたところでしたので、このような形で断念せざるを得なくなったことは、私どもとしても大変残念に思っております。
いずれにしましても、今回渡航されます「食品と暮らしの安全基金」スタッフの皆さまとは今後も連絡を取り合い、今回頂戴したリクエストの内容について少しでもお答え出来るよう努めてまいりたいと考えております。
ご了承の程よろしくお願いいたします。