更新日:2013年02月07日
中国からのスモッグの流入について
食品への影響、環境への影響
先日からの報道で、ご心配されている方も多いかと存じます。秋川牧園においても、各方面より情報を入手し、随時、状況把握に努めており、その見解について皆様にお伝えしたいと存じます。
中国由来のスモッグの主要成分は、石炭由来の硫黄化合物であることが判明しています。硫黄化合物は、塩素を含んだ有機化学合成物のように食品を介して健康に悪影響(発がん催奇性)を与える心配はないと考えています。ただし、呼吸器の弱い方は、目や咽を痛めることがまれにありますので、スモッグがひどい日は、若干の注意が必要でしょう。
尚、お野菜などに硫黄化合物が付着しても食べ物の安全性には問題はないと考えています。日により中国由来のスモッグは、広く日本に飛来していますが、食品の問題をいうよりも、環境問題としての課題であり、中国には環境改善の取り組みを急いでもらいたいものです。