更新日:2017年06月29日
食育ふむふむ 世界初!全植物性飼料を実現
飼料の汚染の心配がないなんて、すごい!さすが秋川牧園!
安心安全ミニ講座「食育ふむふむ」 第14回。
こんにちは!食育指導士うっきーです。
第14回ふむふむは、「世界初!全植物性飼料を実現させたこと」について。
なぜ秋川牧園が全植物性にこだわったのか?
それは危険な有機塩素系の農薬であるDDTやPCBなどの生体濃縮のリスクを断ち切るためでした。有機塩素系の化学物質は、生体濃縮する魚、畜肉、体内の脂肪などにより多く含まれます。鶏は、ずっと動物性タンパクが飼料には欠かせないと考えられていましたが、秋川牧園ではこの難題を解決するため、世界的にも不可能と言われた全植物性飼料での鶏の飼育に挑戦し、見事成功しました。
※ 「秋川たまご」にはカロリー補給のため、秋川牧園の安全基準(0.001ppm以下)を満たした良質な魚粉が使われています。「全植秋川たまご」と「秋川若どり」については、全植物性飼料で飼育しています。
以前、BSE(狂牛病)が大きな問題になった時、皆さんは初めて「肉骨粉」という言葉を聞かれたことだと思います。肉骨粉は屠場で出るガラなどを飼料原料にしたもので、安価なタンパク源になります。また、一般の飼料には、屠場ででる脂身や食品工場の廃油を原料とした「油脂」が安価なカロリー源として使用されています。
秋川牧園では、有機塩素系の残留農薬リスクを減らすために、これらの動物性原料を一切使用しない全植物性飼料を開発しました。そして、そのことは同時に、鶏肉に臭みがないなど、おいしさアップにもつながったのです。やっぱり
「口に入るものは間違ってはいけない。」 ですね。
※DDT (ジクロロジフェニルトリクロロエタン)
有機塩素系の殺虫剤・農薬。 日本では1971年に農薬登録が失効。
※PCB (ポリ塩化ビフェニル、及び化合物)
電気機器の絶縁油・可塑剤・ 塗料など。日本では1972年に製造・輸入・使用を中止している。
口に入るものは
間違ってはいけない
昭和初期、初代 秋川房太郎がいつも家族に語りかけたというこの言葉は、今この時代までしっかりと受け継がれ、秋川牧園の核をなす信念となっています。
そして今やこの言葉は、社内だけではなく、利用いただく購入者の皆様の心にも浸透しています。
毎日の生活に欠かせない「食」。いのちをつくり、いのちを守る「食」。
それを今一度見つめ直し、あなたの生活、ひいては地球の未来について考えてみませんか?