更新日:2017年07月15日
食育ふむふむ ポストハーベスト
収穫後にかける農薬はやっぱり残留しやすいのです。要注意!
安心安全ミニ講座「食育ふむふむ」
こんにちは!食育指導士うっきーです。
- 食育指導士うっきー西本葉子です!
今回のふむふむは、「ポストハーベスト」について。
ポストハーベスト農薬とは、収穫後に使用される農薬のことです。
保存中や輸送中に虫やカビがつくことを防ぐために使用されます。
特に輸入作物では輸送時間が長くかかるため、ポストハーベスト農薬の使用が多くなります。
栽培期間中の農薬も心配ですが、収穫後に使用する農薬は、雨で流れたり太陽光で分解されることもなく、残留が心配です。
輸入の際の検査で、基準値を超える残留も確認されています。
※イマザリル(防カビ剤) 食品中の残留農薬等の基準値 (公益財団法人 日本食品化学研究振興財団より)
レモン 5.0ppm
秋川牧園がポストハーベスト農薬の問題に取り組み始めたのは、平成元年のことでした。
40日に渡るアメリカでの調査の結果、畜産の飼料主原料であるトウモロコシにおけるポストハーベスト(収穫後)農薬の実態を把握しました。
そして、ポストハーベストを使用せず特別に保管したトウモロコシの分別輸入を、提携先である生協と連携し確立します。
これによりポストハーベスト無農薬トウモロコシ(PHFコーン)が実現しました。
そして、この取り組みは、その後の遺伝子組み換え原材料の混入を防ぐため分別生産流通管理を行ったとうもろこしや大豆の分別輸入にもつながっています。
やっぱり 「口に入るものは間違ってはいけない。」 ですね。
口に入るものは
間違ってはいけない
昭和初期、初代 秋川房太郎がいつも家族に語りかけたというこの言葉は、今この時代までしっかりと受け継がれ、秋川牧園の核をなす信念となっています。
そして今やこの言葉は、社内だけではなく、利用いただく購入者の皆様の心にも浸透しています。
毎日の生活に欠かせない「食」。いのちをつくり、いのちを守る「食」。
それを今一度見つめ直し、あなたの生活、ひいては地球の未来について考えてみませんか?