更新日:2017年05月25日
食育ふむふむ 農薬と生体濃縮
生体濃縮するから、家畜の飼料が大事なんです!ここまですごい秋川牧園!
安心安全ミニ講座「食育ふむふむ」 。
こんにちは!食育指導士うっきーです。
- 食育指導士うっきー西本葉子です!
今回のふむふむは、農薬と生体濃縮について。
農薬は高度経済成長と共に多量に出回るようになり、後に発ガン性などの危険性が指摘された有機塩素系農薬DDT、PCB、BHCが1970年代から使用休止となりました。
しかし有機塩素系農薬は自然界では分解されにくいため、いつまでも消えずに残っています。それが食物連鎖の中で濃縮されていくメカニズムを「生体濃縮」といいます。
食べ物の出所を気を付けないと、食物連鎖の頂点に立つ人間が1番汚染されてしまいます。
※残留農薬の基準値(厚生労働省)
トウモロコシ BHC 0.2ppm DDT 0.2ppm
魚介類(その他)γ-BHC 1ppm DDT 3ppm
昭和47年に始まった秋川牧園の健康で安全な食べ物づくり。一番最初のチャレンジは、残留農薬の心配のない卵づくりでした。農薬というとお野菜やお米を思い浮かべると思いますが、飼料に含まれる農薬は、家畜の体内で分解できなかったものが残留するだけに、かえってタチが悪かったりするのです。
秋川牧園では、油脂や肉骨粉を使用しない植物性飼料を開発するなど改善を重なる中で、有機塩素系農薬の残留が0.001ppm以下という自主基準をクリアすることができるようになったのです。そして、その成果は後に環境ホルモンの対策にもつながっていくのです。
やっぱり
「口に入るものは間違ってはいけない」ですね。
口に入るものは
間違ってはいけない
昭和初期、初代 秋川房太郎がいつも家族に語りかけたというこの言葉は、今この時代までしっかりと受け継がれ、秋川牧園の核をなす信念となっています。
そして今やこの言葉は、社内だけではなく、利用いただく購入者の皆様の心にも浸透しています。
毎日の生活に欠かせない「食」。いのちをつくり、いのちを守る「食」。
それを今一度見つめ直し、あなたの生活、ひいては地球の未来について考えてみませんか?