更新日:2023年02月27日
【開発インタビュー】手羽めしの素
会員様限定販売を経て、今年2月により一般販売を始めた「手羽めしの素」。
その商品開発にたずさわった末吉に、開発の経緯などをインタビューしました。
開発担当末吉 里帆福岡県出身。食べることが好きで秋川牧園へ入社。最近のマイブームは果実酢づくり。
-秋川冷食で炊き込みご飯の素は初の試みです。商品の方向性はどのように決まっていったのでしょうか?
末吉 鶏肉のおいしさを味わえる炊き込みご飯の素を作りたい、という思いがまずありました。レトルトも便利ですが、素材の味を存分に活かせるのは冷凍食品の強みです。手羽元から出る旨味が最大の調味料になるので、それを引き立たせるような味に仕上げていきました。
-ゴロッと丸ごと入った手羽元は、まさに「主役」という印象です。
末吉 秋川冷食は、「調味料」も原材料や産地など仕様をしっかり審査してから採用しているので、正直、幅広い調味料を使えるというわけではありません。その中で、手羽元を活かした味に仕上げていくために試作を繰り返しました。
例えば、醤油は福岡県のクルメキッコーさんが作る木桶仕込みの濃口丸大豆醤油を使っています。風味豊かで、しっかりと旨みを感じるお醤油です。「手羽めしの素」では出汁の味わいも大切にしたかったため、醤油の風味は残しつつあくまでも引き立て役として。配分は慎重に検討を重ねました。
-原材料の「発酵調味料」とは、カタログでもご案内している「味の母 塩みりん」※ですが、どんな風に使っているのでしょうか?
※原材料表示のルール上、本みりんと紛らわしくならない表記をする必要があるため、冷凍食品のパッケージには「発酵調味料」と記載しています。
末吉 味の母は旨味も甘味も持ち合わせているので、味に深みを出すことができます。ご家庭で使用される時と使い方は同じだと思います。
-なるほど。では、秋川冷食の開発にあたって、全ての商品に共通して大切にしていることはありますか?
末吉 「素材の味を活かすこと」は常に意識しています。鶏肉や卵など自社の生産物はもちろん、調味料などもこだわって選んだものばかりなので、それぞれの原材料の良さを損なわないように試行錯誤することは大変さもありますが、やりがいを感じます。
-今後、もっとたくさんのお客様に「手羽めしの素」をお召し上がりいただけることが楽しみです。最後に、おすすめの食べ方などあれば教えてください。
末吉 そのまま炊き上げるだけでもおいしいですが、ぜひ色々な具材を加えてみていただきたいです。きのこや根菜など炊き込みご飯の定番具材から、トマトなどの変わり種まで様々な具材と相性が良いので、各ご家庭ならではの組み合わせを探すのも楽しいと思います。