更新日:2016年03月18日
詳しく知りたい!日本の豚の種類・品種
秋川牧園で育てている豚の種類は「黒豚(バークシャー種)」です。 でも一般的にお店で売られている豚肉がどんな豚で黒豚とはどう違うのでしょうか?
「黒豚はちょっと高い…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこには高いなりの理由があるのです!
日本で飼育されている主な純粋品種は6種
この6品種は、主に繁殖するための種豚として飼養されています。
販売されている豚は交雑種がほとんど(★)
食卓に上る豚肉の90%以上は、肉質・発育性・多産性など経済効率を高めるために、主にこの6種類の純粋品種同士を組み合わせて生まれてきた豚(雑種)です。
牛と違って豚は純粋種が少ないのが特色です。
それは、純粋品種が持つそれぞれの良い特徴を組み合わせる事で、その特徴をお肉になる豚にも持たせようという考えから。
さらに、動物には雑種強勢効果というものがあり、純粋種よりも雑種の方が強健になるという要素も理由の一つです。
ホエー豚は品種?ブランド名?
ブランド(銘柄)豚とは、地域の特色を活かした独特の方法で育てるなど育て方にこだわった豚や、血統にこだわった豚、肉質にこだわった豚など、その豚の特徴を表現したものです。 例えば、ホエー豚はホエー(牛乳の乳清)を飲ませて育てた豚のことで、品種ではなく、育て方にこだわったブランド(銘柄)豚の名前です。
「黒豚」と名乗れるのはバークシャー純粋種だけ
秋川牧園で育てている黒豚ですが、実は黒豚と名乗れるのはバークシャー種100%の純粋な血統を持つ豚のみです。
多くの豚肉が、経済効率を考え交雑種で生産されているにもかかわらず、黒豚は飼育期間が長く、繁殖性も低い、さらにとれるお肉も少量なのに、この純血種は守り続けられています。
それはひとえに「お肉が美味しい」という理由から。
さらに、気性が荒く神経質な性格のため、養豚農家の負担は大きくなりますが、それでも、肉質の緻ち密さ、深いコクそして脂身の甘さや風味の良さは、豚肉の中でも最上級といわれる黒豚ならでは。
その美味しさは苦労を乗り越えるほどの価値があると広く世間に認められているのです。
秋川牧園が数ある選択肢の中から黒豚を選んだのは、「安心安全なエサにこだわっているからこそ、美味しさにもこだわりたい」という思いからなのです!