更新日:2015年03月23日
塩レモンのレシピに必ず欲しい「国産」の表記(2/3検査結果)
洗ってもあまり落ちない農薬ってどんな農薬?
検査結果
流水で洗ったところ、ポストハーベスト農薬の2種類は減少率が低い結果となりました。
流水のみでは農薬を洗い落とす意味では効果が薄いことが分かりました。
注目なのは、高い濃度で検出された、柑橘類のポストハーベスト農薬に頻繁に使用されるイマザリルの減少率が少なかったこと。
その理由としては以下のことが考えられます。
理由1:水をはじく樹脂やロウ成分で作られているワックスに溶け込んでいるため。
理由2:水に極めて溶けにくい性質を持っているため
東京都健康安全研究センターのHPによると、果物を茹でた場合21%、煮詰めると58%イマザリルが減少したとのことで、温度が高いと溶け出しやすい結果でした。温かい紅茶に入れる場合は、紅茶中に溶け出しやすく、なおのこと注意が必要です。
本検証で検査した農薬はどんな農薬?
『農薬は農「毒」薬』だとご存知とは思いますが、具体的にどれほど「毒」なのか、調べてみました。
働く人の安全を守るために情報を発信する、厚生労働省の「職場のあんぜんサイト」によると・・・
国の定める残留基準値以下なら生涯食べ続けても悪影響はないと推定される、ということですが、こんなにも「有害」で「おそれ」のある物質であることを知った上で、食べるのかどうか選択していく必要があります。